ふもとっぱらキャンプ場とは?キャンパーの聖地と呼ばれる理由
静岡県富士宮市に位置する「ふもとっぱらキャンプ場」は、広大な草原から富士山の雄大な姿を一望できる、キャンパーの聖地として愛されているキャンプ場です。標高約830メートルの高原に広がるフリーサイトは、その開放感がほかのキャンプ場とはまるで別格。目の前に遮るものなく富士山がどーんとそびえ立つ景色は、一度見たら忘れられない感動を与えてくれます。
ふもとっぱらキャンプ場が「聖地」と呼ばれるのにはいくつかの理由があります。まず、その圧倒的なロケーション。広さ約15万坪という途方もないスケールのフリーサイトは、どこにテントを張っても富士山が見えるという贅沢さが最大の魅力です。朝焼けに染まる赤富士、満天の星空の下にシルエットとして浮かぶ富士山、そして朝もやの中に幻想的に現れる富士山。時間帯や季節によってまったく異なる表情を見せてくれるので、何度訪れても新しい感動があります。
また、通年営業しているのも便利な点。春は桜と新緑、夏は涼しい高原の風、秋は紅葉、冬は雪化粧の富士山と、四季折々の楽しみ方ができます。ベスト季節は気候が穏やかな春と秋ですが、冬キャンプの上級者にとっては、空気が澄んで富士山がくっきり見える冬場も人気の季節です。
所在地は「静岡県富士宮市麓156」で、新東名高速道路の新富士インターチェンジから車で約40分ほど。チェックインは8時30分から17時まで、チェックアウトは宿泊の場合14時までとゆったり設定されているので、朝の富士山をのんびり楽しんでから帰れるのも魅力のひとつです。
ふもとっぱらキャンプ場の料金体系を詳しく解説
ふもとっぱらキャンプ場の料金は、「入場料」と「車両利用料」の2つで構成されているシンプルな体系です。宿泊の場合、入場料は中学生以上が1人1,000円、小学生が1人500円。これに加えて、自動車1台につき2,000円、バイクや自転車は1台1,000円の車両利用料がかかります。つまり、大人2人と車1台であれば合計4,000円で宿泊できてしまうという、リーズナブルな価格設定なのが便利です。
日帰り利用の場合はさらにお手頃で、入場料が中学生以上1人500円、車両利用料が普通車1台1,000円。家族4人(大人2人・小学生2人)でデイキャンプをしても、車1台込みで3,000円ほどで楽しめるでしょう。
テントサイト以外にも宿泊施設があるのをご存じでしょうか。コテージタイプの「翠山荘」は森の中にひっそり佇むプライベート感のある別荘風の建物で、料金は1棟30,000円(5名まで同額)。富士山が見える露天風呂付きという極上の設備が整っています。「毛無山荘」は元分校を活用した宿泊施設で、1部屋20,000円(5名まで同額)とグループ利用にぴったり。6名以降は1名あたり3,500円が追加されますが、5人で割れば1人4,000円とコスパ抜群です。
そして「金山テラス」は、ふもとっぱらの敷地内にある休憩施設で、大きなガラス面から草原と富士山を眺めながら美食やドリンクを楽しめるでしょう。さらに敷地内には「金山温泉」(人工温泉)もあり、宿泊者は無料で入浴可能。テントで一晩過ごしたあとに温かいお風呂に入れるのは、ほんとうにありがたい設備です。
なお、チェックアウトの14時を超過した場合は、1予約につき1時間あたり1,500円の追加料金が発生するのでご注意ください。
ふもとっぱらキャンプ場の予約方法と攻略のコツ
ふもとっぱらキャンプ場は完全予約制で、予約なしでの入場はできません。特に週末や大型連休は予約開始直後に満員になることも珍しくなく、「予約が取れない」という声が多いのも事実。ここでは、予約の基本的な流れと、予約を勝ち取るためのコツを詳しく解説します。
予約はすべて公式サイトのインターネット予約システムから行います。電話予約は受け付けていないのでご注意ください。まず最初に必要なのが、公式サイトでの会員登録。氏名や車両情報などを事前に登録しておくことで、予約開始時にスムーズに手続きを進められます。この事前登録は必須なので、ふもとっぱらに行きたいと思ったらまず会員登録を済ませておきましょう。
予約開始日は利用日の2か月前からです。たとえば4月15日に利用したい場合は、2月15日から予約が可能になります。予約画面では「○」が空きあり、「△」が残りわずか、「×」が満員を示しており、キャンセル待ちの制度はありません。
予約開始のタイミングに合わせてログインし、素早く手続きを進めることが最大のポイント。回線が混み合って画面が重くなることもあるので、安定したネット環境で挑むのがおすすめです。1予約につき車両は1台までという制限があるため、グループで行く場合はそれぞれ予約を取る必要がある点も覚えておいてください。
予約が取れなかった場合の対処法とキャンセル狙いのコツ
「予約開始日にアクセスしたけど、すでに満員だった」そんな経験をされた方も少なくないはず。でも、諦めるのはまだ早いです。ふもとっぱらの予約にはキャンセルが出やすいタイミングがあり、それを狙えば人気の土日でも予約が取れる可能性があります。
キャンセルが出やすいのは、まず予約日の1〜2週間前。天気予報が発表されるタイミングで、雨予報を見て断念する方が一定数います。特に金曜日の夜から土曜日の午前中にかけてキャンセルが出ることが多いと言われているので、こまめに公式サイトの空き状況を確認してください。
もうひとつの狙い目は、キャンセル料が発生し始める7日前のタイミング。コテージや山荘の場合は7日前から前日までが料金の50%、当日が100%のキャンセル料がかかるため、このタイミングでキャンセルする方もいらっしゃいます。
それでも予約が取れなかった場合は、平日の利用を検討するのもひとつの手。平日であれば比較的空いていることが多く、広々とした草原をゆったり思いきり楽しめるメリットもあります。お仕事の調整がつく方は、ぜひ平日キャンプも視野に入れてみてください。
そして、ふもとっぱらの予約が難しい場合は、周辺エリアのホテルや旅館に前泊・後泊して、日帰りでふもとっぱらを楽しむという方法もあります。日帰り利用であれば比較的予約が取りやすく、料金もお手頃。キャンプ道具をお持ちでない方に、ホテル泊と組み合わせることで気軽にふもとっぱらの絶景を味わえます。
ふもとっぱらキャンプ場周辺エリアのおすすめホテル6選
ふもとっぱらでキャンプを楽しむ前後の宿泊先として、あるいはキャンプ道具がなくてもふもとっぱらエリアの富士山絶景を楽しみたい方のために、周辺エリアのおすすめホテルを6つ詳しく紹介します。温泉付き、富士山ビュー、アウトレット隣接など、それぞれ個性豊かなホテルばかりです。
休暇村富士 〜 田貫湖のほとりで富士山を独り占め
休暇村富士は、ふもとっぱらから車で約15分の田貫湖のほとりに建つ全60室の公共の宿です。すべての客室から富士山を一望できるという極上のロケーションが最大の魅力。静岡県富士宮市佐折634に位置し、新東名高速道路の新富士インターチェンジから西富士道路経由でアクセスできます。
こだわりの食事は「富士山恵みの豪華ビュッフェ」と題した、地元食材をふんだんに使った食べ放題バイキングスタイル。駿河湾の海の幸や富士宮やきそばなど、静岡ならではの絶品グルメが楽しめるでしょう。館内にはサウナ付きの広大な浴場もあり、キャンプの前泊や後泊にぴったりの宿です。
加えて、宿泊者向けに「ナイトハイク&ホタルウォッチング」などの体験プログラムも実施しており、自然を思う存分満喫できるアクティビティが充実しています。ファミリーキャンプの前後に泊まれば、お子さまの思い出がさらに増えるでしょう。
富士クラシックホテル 〜 バナジウム温泉と美食のリゾート
富士クラシックホテルは、富士山の西麓に位置する全40室の落ち着いたリゾートホテルです。ふもとっぱらからは車で約20分の距離にあり、河口湖方面からもアクセスしやすい立地。館内の広大な浴場にはバナジウムを豊富に含んだ富士湧水が使用されており、サウナや露天風呂も完備されています。
こだわりの食事は厳選牛をメインにした極上のフルプランや、豪華朝食では焼き立てパンが好評の洋豪華朝食とヘルシーな和豪華朝食から選べるスタイル。シックで上品な客室でくつろぎながら、窓の外に広がる富士山の雄大な景色を楽しめるでしょう。キャンプでアクティブに過ごしたあとに、ちょっと極上のホテルステイで体を休めたいという方にはぴったりの一軒です。
カラオケルームも備えているので、グループ旅行でワイワイ楽しみたい方にもおすすめです。
ホテルクラッド 〜 御殿場プレミアム・アウトレット隣接の温泉リゾート
ホテルクラッドは、御殿場プレミアム・アウトレットに隣接する全182室の温泉リゾートホテルです。ふもとっぱらからは車で約40分ほどの距離。東名高速道路の御殿場インターチェンジから約2キロメートルと車でのアクセスが抜群で、320台収容の無料無料駐車場も完備しています。
最大の魅力は、古民家風の建築が印象的な温泉施設。広大な浴場には露天風呂や深湯など様々なタイプの温泉があり、19室もの完全貸切の風呂まで用意されています。充実した休憩室もあるので、長くゆったりと滞在を思いきり楽しめるのが便利です。
豪華朝食は静岡県産の御殿場コシヒカリを味わえるメニューが好評。チェックインは24時までと遅い時間にも対応しているので、ふもとっぱらでたっぷり遊んだあとの宿泊先としても最高です。翌日はアウトレットでキャンプギアのショッピングも思いきり楽しめるという、一石二鳥の立地が魅力的です。
レンブラントプレミアム富士御殿場 〜 源泉かけ流し温泉と料理の高原リゾート
レンブラントプレミアム富士御殿場は、御殿場の高原に建つ全49室のプレミアムリゾートホテルです。ふもとっぱらからは車で約50分の距離にありますが、開放的なロビー正面から富士山の雄大な姿を一望できるロケーションは格別。富士山側の客室からは、朝夕で表情を変える富士の姿や、御殿場のきらめく夜景を楽しめるでしょう。
源泉かけ流し温泉の「御殿場乙女温泉」を引いた広大な浴場と露天風呂が自慢で、泉質は低張性弱アルカリ単純温泉。キャンプで冷えた体をじんわりと温めてくれます。露天風呂からは昼間は富士山、夜は夜景と、どちらの時間帯も圧巻の眺望が広がります。
こだわりの食事は地産の新鮮食材を活用した本格的なフレンチやイタリアンが楽しめ、口コミでも高い評価を得ています。富士急ハイランドのフリーパス引換券付きプランもあるので、キャンプだけでなく遊園地も楽しみたいファミリーにおすすめです。
下部ホテル 〜 名湯百選の温泉に癒される一万坪の自然宿
下部ホテルは、山梨県南巨摩郡身延町に位置する全85室の老舗温泉旅館です。ふもとっぱらからは車で約40分。JR身延線の下部温泉駅から徒歩1分というアクセスの良さも魅力で、車がなくても電車で訪れることができます。
最大の特徴は、名湯百選にも選ばれた「下部温泉」を2種類の泉質で思いきり楽しめること。単純泉と単純硫黄泉の異なる泉質を、七つの露天風呂を含む広大な浴場など合計12の湯船で堪能できます。庭園から自噴する硫黄泉は、1万坪にも及ぶ自然林に囲まれた極上の環境の中で湯浴みを思いきり楽しめる、まさに癒しの空間です。
こだわりの食事はライブキッチンで出来たてを味わえる食べ放題バイキングスタイルが人気。口コミでも「種類豊富で絶品の」「露天風呂つきの広い客室が最高」と好評です。キャンプの疲れをしっかり癒したいという方には、ぜひ訪れていただきたい温泉宿です。
精進マウントホテル 〜 精進湖と富士山の絶景を望む眺望自慢の宿
精進マウントホテルは、富士五湖のひとつ精進湖のほとりに建つ全20室のこぢんまりとしたホテルです。ふもとっぱらからは車で約25分の距離にあり、「子抱き富士」として知られる精進湖越しの富士山ビューが最大の見どころ。窓から見える圧巻の富士山の景色は、宿泊客から絶賛の声が寄せられています。
地元食材をふんだんに使った絶品ディナーも大好評で、豪華朝食とともにしっかり満足できる内容です。館内には広大な浴場も備わっており、宴会場やダンスホールなどユニークな施設も併設。小規模なホテルならではの落ち着いた雰囲気の中で、のんびりとした時間を過ごせます。
穏やかな湖面に映り込む「逆さ富士」は早朝が見頃。ふもとっぱらで夕暮れの富士山を楽しんだあと、こちらのホテルに移動して翌朝は精進湖の逆さ富士を眺める、なんて極上のプランも素敵です。
ふもとっぱらキャンプ場を楽しむための準備と注意点
ふもとっぱらキャンプ場を存分に楽しむためには、事前の準備と注意すべきポイントを押さえておくことが大切です。初めて訪れる方が「知っておけばよかった」と後悔しないための情報をまとめました。
季節ごとの気温と持ち物のポイント
ふもとっぱらキャンプ場は標高約830メートルに位置しているため、平地よりも5度ほど気温が低くなります。一般的に標高が100メートル上がるごとに気温は約0.65度下がると言われていますので、真夏でも朝晩は肌寒く感じることがあります。逆に冬場は氷点下になることも珍しくなく、しっかりとした防寒対策が必須です。
春(3月〜5月)は、日中は過ごしやすいものの朝晩はまだ冷え込みます。重ね着できる服装と、春用のシュラフ(寝袋)があると安心。桜や新緑と富士山のコラボレーションが美しい時期です。
夏(6月〜8月)は、平地と比べると涼しく過ごせるのが魅力ですが、日差しは強いので日よけのタープは必須アイテム。虫除けスプレーやランタンも忘れずに。梅雨時期はぬかるみ対策として長靴やレインウェアがあると便利です。
秋(9月〜11月)は、ふもとっぱらのベスト季節。澄んだ空気の中で富士山がくっきりと見え、紅葉も楽しめるでしょう。10月以降は冬用のシュラフを持っていくのがおすすめ。朝露でテントが濡れることも多いので、乾かす時間を考慮したスケジュールを組んでください。
冬(12月〜2月)は、最低気温がマイナス10度近くになることも。冬用のシュラフに加え、電源付きサイトがないため電気毛布は使えませんので、湯たんぽやカイロ、厚手のマットなどしっかりとした防寒装備が不可欠です。初心者の方は、まずは春か秋から挑戦してみることをおすすめします。
ふもとっぱら周辺エリアの温泉とお風呂事情
キャンプで気になるのがお風呂事情です。ふもとっぱらキャンプ場には敷地内に「金山温泉」がありますが、これは人工温泉です。宿泊者は無料で利用でき、キャンプの汗を流すには十分な施設。ただし混雑する時間帯もあるので、時間をずらして利用するのがコツです。
もっとゆったりお風呂を楽しみたい方には、周辺エリアの日帰り温泉施設がおすすめ。キャンプ場から車で約10分の「あさぎり温泉」は、風の湯として親しまれている日帰り入浴施設。泉質の良さと手頃な料金が魅力です。
さらに足を延ばせば、「富士眺望の湯 ゆらり」もおすすめです。その名の通り、露天風呂から富士山を眺めながら入浴できる極上の施設で、多彩な湯船が楽しめるでしょう。ふもとっぱらでのキャンプ体験をより充実させてくれる、特別な入浴スポットです。
周辺エリアホテルに宿泊する場合は、先ほど紹介した休暇村富士の広大な浴場や下部ホテルの名湯など、各宿の温泉を堪能するのも素敵な選択肢。キャンプと温泉を組み合わせて、心も体も心身ともにリフレッシュする旅を計画してください。
まとめ:ふもとっぱらキャンプ場の予約を成功させて特別な富士山体験を
ふもとっぱらキャンプ場は、広大な草原と圧倒的な富士山の眺望が思いきり楽しめる、まさにキャンパーの聖地と呼ぶにふさわしい場所です。完全予約制で週末は争奪戦になりますが、2か月前の予約開始日に備えて会員登録を済ませておくこと、キャンセルが出やすいタイミングをこまめにチェックすること、そして平日利用も視野に入れることで、予約の成功率はぐっと上がります。
テントサイトだけでなく、翠山荘や毛無山荘といったコテージ泊も選べるので、キャンプ初心者の方でも安心して楽しめるでしょう。さらに、周辺エリアには富士山の絶景を思いきり楽しめる素敵なホテルがたくさん。前泊や後泊を組み合わせることで、より充実した富士山旅行になります。
キャンプ用品の準備も大切です。季節に合った防寒対策やお風呂の手配を事前に済ませておけば、現地で慌てることなくのんびり過ごせます。富士山の絶景の中で過ごすかけがえのない時間を、ぜひ大切な人と一緒に楽しんでください。
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